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台湾で見つけた、日本人が忘れた「日本」 (講談社+α新書) -
中日新聞社の新聞記者が定年後にだした一冊。
一応、台北から逆時計回りで各地を紹介していく。
が、わかりにくい。台湾の歴史、地理をある程度、把握している読者を想定しているのか、私の理解が追いつけなかった。タイトルにあるように、日本による統治時代の遺産をキーワードとしており、様々な視点で日本との関連を紹介している。統治時代の影響で、老人を中心に日本語を話せる人が多く、また若い人は親日派が多いこと。台湾は他国の歴史に振り回され、台湾としての歴史が浅いこと。中国との関係性が難しいが、IT業界を中心に近年大きく成長していることを知った。
さて、直接、台湾旅行に関係のある話はなかったが、国としての背景や歴史を知ることで、よりよい旅行になりそうだ。