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脳に悪い習慣とは、
(1)「興味がない」と物事を避けることが多い
(2)「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
(3)言われたことをコツコツやる
(4)常に効率を考えている
(5)やりたくないのに我慢して勉強する
(6)スポーツや絵などの趣味がない
(7)めったに人をほめない
特に気になったのは、"(4)常に効率を考えている、(6)絵(や芸術に)が興味がない"の2つ。もうちょっと良い方法が無いかなと色々考える癖があって"効率"という言葉に反応してしまいます。それと、(スポーツは大好きですが)絵に興味がありません。著者の言うところの空間認知脳を鍛えるのには絵を描くことが非常に有効で、極論ですが空間認知脳が低い人は、数字に弱い傾向があり、さらに物事が覚えられなかったり、仕事が遅かったり、と[何をやってもダメな人]になりかねないと警告しています。絵には興味がありませんが、バランス感覚とか空間を把握することは、(自分の中では)結構良いほうだと思っていますが、絵を描くことで更に伸ばせるのであれば、、、。
勉強をするときも自発的に"面白い、役に立つ"と思って取り組むようにしています。そのほうが、覚えられる気になるし、勉強が長く続いています。何となく実行していたことが、実は脳科学的な視点からも正しいやり方だと知って嬉しくなります。タイトルは"脳に悪い"とネガティブですが、内容はポジティブで、気持ちの持ち方がいかに大切かを教えてくれます。久しぶりの良書でした。
最後に反省、本の読み方として、"なんだ当たり前のこと、もう知っている"と斜に構えることが多い私。斜に構える≒ネガティブな気持ちのレッテルが心の中に貼られることで、脳のパフォーマンスは低下するそうです。気持ちの持ちようは大切ですね。